【商品説明】
わたしたちにとってもっとも身近な日本の伝統音楽、それは祭囃子・神楽・風流踊りではないだろうか?多くの人々が祭に行った経験を持ち、笛や太鼓の音を耳にしているはずです。しかし、そんな身近な伝統音楽の楽譜も、これまでまとまった形で出版されることはありませんでした。全国各地に伝承されている芸能は口伝が基本。その内容を正確に捉え、伝承者以外の人々も演奏できるように五線譜に起こすことが、至難の業だったからだと思われる。著者は、日本の北から南まで、現地に足繁く通い、多くの伝承者のかたがたの協力を得て、本書を完成させた。現地から得た貴重な情報は、「それぞれの芸能についての解説」「実際の演奏形態を示したイラスト」「各曲の笛の運指、太鼓を打つバチの手順」など、随所に活かされ、本書の大きな特徴となっている。全国のアマチュアの組太鼓チームのレパートリーに、また中学・高校の和太鼓の授業やクラブ活動の教材として、大いに期待できる内容。そして、各地の本物の芸能の素晴らしさを感じてもらいたい。
掲載曲の演奏を多数収めたCD「日本の祭 笛紀行」も、著者の自主制作レーベルから発売されています。(著者ホームページttp://lebunkamuy.com/)