【商品説明】
4つのパート+バス(テューバおよびストリング・ベース)+打楽器、というスコアになっており、パート1から4までは任意の楽器で演奏できるため、楽器編成のアンバランスなバンドや少人数のバンドには特におすすめだが、この曲は作品自体がほぼ四声体で書かれているので、バンドの編成や実力に合ったバランスをつくるために、このような楽譜はむしろ好都合と言えよう。
原曲は、言うまでもなくヘンデルのオラトリオ《メサイア》の第2部の最後を飾る、壮麗な合唱曲。入学式や卒業式をはじめとする祝賀の場面で演奏すれば、祝祭的な気分が盛り上がることは必至だ。原調(D)が3度低くB♭に移調されていることと打楽器がオプションとして加えられていることを除けば、かなり本来の姿に近いアレンジ。しかもパート4がバスとほとんど重なっているため、低音楽器が手薄なバンドでも響きは安定しやすい。スコアの特定の部分に「可能であれば(ここは)木管のみ」、「(ここで)金管が加わる」などの提案が記されているので、それを参考にして響きに変化をつけるとよいだろう。<解説: 後藤洋>
Grade: 3.5
Performance Time: 3:34
Series: Build-A-Band